SEIYA NAKANO

2019年8月19日2 分

早川史哉さんという存在

特別な日の思いを書きます。

アウェイ新潟戦が17日に行われた。

筑波大学の時の同期である戸嶋との対戦ということもあって、特別な思いもあり試合に臨んだ。

すると試合前に驚きの出来事を目にした。

アルビレックス新潟の控えメンバーに

28 DF 早川史哉 の文字。

最初は見間違いかと思った。

でもこの出来事が確信に変わると涙が出そうになった。

早川さん(=以下史哉くんと呼ばせていただく)は自分が筑波大学の時の2つ上の先輩であり、当時から心から尊敬する先輩だった。

そんな史哉くんは、2016年に急性白血病の診断を受けた。

このことを聞いた時、当時の自分は解釈するのに時間がかかった。

信じられなかった。

信じたくなかった。

何もすることができない悔しさや、

"なんでよりによって史哉くんなんだよ"

と感じていたことを今でも鮮明に思い出す。

気持ちが分かるなど口が裂けても言えなかった。

そんな史哉くんが骨髄の移植など激しい闘病を経てついにピッチに帰ってきた。

1210日ぶりだそうだ。

嬉しかった。

いや、嬉しいって言葉じゃ表せないほどとてつもなく嬉しかった。

自分では想像もつかない辛さや苦しさがあったことは間違いない。

だからこそ真っ先にどうしても伝えたい言葉があった。

おかえりなさい

史哉くんがピッチに帰ってきた日に伝えられた。

そして同じピッチでこの時を迎えられた。

本当に特別な日になった。

↑試合後に史哉くんと。


そんな史哉くんにはいつも勇気をもらっている。

勇気を届けたいのにもらってばかり。

筑波大学の時は、みんなで勝利や優勝で勇気を届けたいと思ってプレーしていた。

けれど、実際は史哉くんの頑張ってる姿に自分たちが勇気をもらって最後の最後まで走り続けることができた。

きっとこれからも勇気もらってばかりになっちゃうんだろうな〜って思っている。

少しでも届けられるように頑張ります!

サッカー選手としても人としても、これからも尊敬し続けます。

またピッチで会いましょう!!

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