今回はクロスからのゴールを整理する。
切り取るシーンはこちら。
“2020.7.29 J2 8節 磐田vs琉球”
まずサイドにボールがあるときの自分の考え方から。
サイドの選手がボールを持っている時、2トップであることから主に2つの選択肢が生まれる。
①クロスに対して中で準備をするか
②サイドまで味方のサポートに流れるか
である。
ちなみに1トップの場合は極力中で待つことがセオリーであるのかもしれない。
今回のシーンでは、クロスをあげた大森選手(8番)がボールを受ける時点から仕掛けられる状態であった。
そのため、中でクロスに対する準備を選択した。
クロスは中に多くの選手がいるほど、合わせる可能性が高まり相手にとっては守りにくくなる。
このシーンでもFWが2人中にいることで相手選手がマークしにくい状況にあった。
サッカーはゴール数で争うスポーツであり、FWである自分はなるべくゴールに近い位置でプレーすることを心がけている。
ただボール状況によってはサポートに行く事が必要な事もあるので状況判断が必要になる。
次にクロスに対する入り方を整理する。
入るエリアとしては、大きく3つある。
ボールサイドに近いニアと呼ばれるエリア、ボールサイドから遠いファーと呼ばれるエリア、相手選手が下がったことで生まれるマイナスのエリアだ。
今回はニアのエリアでゴールが生まれた。
身長が低い自分はニアで勝負することが多い。
身長が高い、フィジカルが強い選手はファーで待ち構えることを得意とすることが多いが、自分にはなかなかできるものではない。
だから基本的にはニアでの駆け引きになる。
とは言いつつ、駆け引き次第では小柄でもファーでシュートできることもあるので、ここがサッカーの面白いところでもある。
話を戻そう。
今回はニアでの駆け引きによるゴールが生まれた。
自分が意識したことは相手ディフェンダー2人の間にポジショニングをとること。
この駆け引きが今回のゴールに繋がったと思っている。
相手選手が自分をどっちが付くか曖昧な時間を作る。
この時間が少しでもあればその隙を突くことができると思っている。
今回のシーンでは航基(9番)がファーに流れることでより曖昧な時間を作ることができた。
最後にシュートのシーンについて。
思ったよりもニアに入りすぎたため、ボールを当てすぎると枠を捉えられないと感じていた。
だからボールを軽く触れるイメージでシュートを選択した。
練習からこういったシュートシーンがあったので、無駄な力を抜いて対応できたのではないかと思っている。
ゴールには仲間の動きがあったからこそ生まれるゴールが多くある。
改めてチームスポーツというものを考えさせられた。
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